白葉茶の成分

―白い葉に含まれる成分とは―

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白葉茶の「うまみ」の秘密

白葉茶は色の白さもさることながら、玉露のような強烈な旨みと独特の風味が特に大きな特徴です。

この旨みの元となるのが、白葉茶に含まれているアミノ酸です。普通のお茶にも多くのアミノ酸が含まれていますが、白葉茶は普通のお茶と比較して最大で約3倍、玉露と比べても約2倍ものアミノ酸が含まれているのです。

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また、旨み成分を阻害する効果を持った苦み成分の「カテキン(タンニン)」が50~80%程度に減少していることも、白葉茶の旨みが強調される一因となっていると考えられます。

【白葉茶の成分の特徴】
・全窒素、カフェイン、テアニン、その他のアミノ酸は増加。
・繊維、カテキン、ビタミンCは減少

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白葉茶の成分から見た特殊性

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白葉茶に含まれる成分は、基本的には普通のお茶と変わりません。しかし、それぞれの増減の幅が非常に広いため、まったくの別物と言っても差支えないほど見た目や味、香りに差が出ます。

普通のお茶と白葉茶で成分を比較した際に、特に注目すべきなのがアミノ酸です。白葉茶のアミノ酸の含有量は普通のお茶の約3倍まで高まるという話には何度か触れましたが、実は両者はアミノ酸の組成そのものが大きく変わることがわかっています。

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上記は、普通のお茶と白葉茶のアミノ酸の組成を品種ごとに比べたグラフです(比率を表すグラフであって量を比べたものではありません)。お茶の旨みや甘みのもとと言われている「テアニン」の数値が高いことはもちろんですが、特筆すべきは普通のお茶にはほとんど含まれていないアスパラギン(水色)とアルギニン(黄色)が大幅に増えていることです。

一般的に、お茶の味はテアニンが多ければ甘み・旨みが強く感じられ、カテキンが多ければ渋み・苦みが強く感じられると言われています。しかし、実際にはお茶に含まれる成分のバランスによって味が決まります。

白葉茶は旨みの中にも普通のお茶とは異なる渋みがあると感じる方が多いのですが、白葉茶にはカテキンがあまり含まれていません。おそらく増加したカフェインのほか、アスパラギンやアルギニンといったアミノ酸によって渋みが感じられるのではないかと考えられます。

 

白葉茶の機能性

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白葉茶は健康に良いのでしょうか?

答えはもちろんYESです。ただし普通のお茶のようにカテキンが多く含まれているわけではありませんし、アミノ酸の組成も大きく異なるため、お茶とは別の飲料として考えたほうが良いのかもしれません。以下に、白葉茶に特に多く含まれる成分から期待される効果をまとめてみました。

 

【テアニン】
白葉茶にもっとも多く含まれているアミノ酸です。
リラックス効果のほか、集中力を高めたり睡眠の質を高める効果も期待できます。さらに、白葉茶に多く含まれるカフェインによる興奮効果を抑制する作用もあると言われます。

【アルギニン】
白葉化することで大幅に増加するアミノ酸です。
疲労回復や免疫力の向上、成長ホルモンの分泌促進といった効果が期待できます。

【アスパラギン酸】
白葉化することで大幅に増加するアミノ酸です。
疲労回復やデトックス、美肌といった女性にとっても嬉しい効果が期待できます。

【アスパラギン】
白葉化することで大幅に増加するアミノ酸です。
エネルギーの代謝を促進することで持久力を向上させたり、たんぱく質を合成して丈夫な身体をつくったりする効果が期待できます。